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著名棋士【平成~現代】
藤井猛
※画像はイメージです。
現・振り飛車党総帥。将棋のルールを覚えたのが小4の時(この頃羽生はアマ4段)、本格的に勉強を始めたのが中学生になってからという、割と異質な経歴の持ち主。
年代的には「羽生世代」だが、経験値の点で絶対的なハンデを抱えていた藤井は独自の序盤戦術を構築することでこれを克服しようと考えた。その結果生まれた「藤井システム」はプロ間で猛威を奮い、戦型によっては事実上絶滅に追い込まれるなど、振り飛車の戦術に革命をもたらした。
アマチュア界は振り飛車党が多いことと、そのユニークなキャラクターゆえに羽生善治、加藤一二三らと並んで人気の高い棋士である。
前述の経験値の差によるものか、トップ棋士相手の場合終盤に大逆転負けを喫することがあり、ファンからは親愛を込めて「終盤のファンタジスタ」と呼ばれている。
渡辺明
※画像はイメージです。
史上4人目の中学生プロ棋士。弱冠20歳にして竜王のタイトル(名人と並んで棋界最高位のタイトル)を獲得し、そのまま9期連続防衛して永世竜王の称号を得る。
どんな戦型であれ相手の注文を受けて立ち、終盤で勝ちを発見すれば臆することなく踏み込んで一気に寄せきるなど総合的に隙がなく、
「しっかりと守りを固め、準備が終われば やおら踏み込んで斬って落とす」
といった渡辺のスタイルはコンピュータ将棋も好むところであり、コンピュータ将棋がこのまま強くなり続けたら最終的には渡辺のようなタイプになるのではないかと予測する専門家もいる。
歯に衣着せぬ物言いと、対羽生戦で互角の成績を残している
(5局以上対局者では唯一!)棋士であることから羽生ファンからは敵視されている。