将棋レポート

将棋列伝：対振り飛車編

　平成９年、全日本プロトーナメント戦より。そのまま教科書にしたくなるような羽生４冠（当時）の振り飛車退治。急戦でこれだけ捌いて勝てたら気持ちいいでしょうね。

　平成１０年のオールスター勝ち抜き戦より。Ａ級に上がった後の羽生さんが先手を持って四段に負けたのは僅か２回。そのうちの１回が当時まだ新人だった木村四段とのこの一局です。

　平成１７年王将戦一次予選より。流行のゴキゲン中飛車相手に木村七段（当時）が得意のガンメン受けで戦います。強い人のやる急戦をマネしようとすると大抵痛い目を見ることになりますが、どうしてもやってみたくなる不思議な魅力がありますね。

　平成１５年ＮＨＫ杯より森内九段（当時）の三間飛車退治。時間の長い対局で強いイメージのある森内九段ですが早指しでもやっぱり強いのです。比較対象がそれに輪をかけて有り得ない強さというだけのことなのです。